パネル工法
今回はパネル工法を採用しました
これは、断熱材と合板が一体となったパネルを柱の間に設置します。
この柱の間と言うのが重要なんです!
一般的な面構造は柱の外側に合板を釘止めします。
初期の耐力はパネル工法と同じですが、地震は繰り返し揺れますし、何回も起こります。
繰り返し揺すられると段々と釘が甘くなっていき、初期の強度が保てなくなるのです。
それを改善したのがパネル工法で、柱間に設置する事でつっかえ棒の役割を果たし、繰り返す揺れに対しての
強度低下が防ぎやすいメリットがあります。
壁の気密処理
また気密処理がしやすいのもこの工法の特徴です。
断熱材(ピンク)と柱の隙間を気密テープ(黒)でふさいでいきます、
柱も断熱材もしっかりしているので、テープで簡単に気密処理が出来る訳です。
硬質系の断熱材を使うメリットは安定した品質と気密の取りやすさなのですが、
一般的には外張り断熱工法と言われ、これもまた柱の外側に釘止めしました。
ただこの工法ですと重たい外壁と柱の間に柔らかい断熱材を挟む事になり、どうしても外壁が不安定になります、
断熱効果を上げようと断熱材の厚みを大きくすればするほど、不安定になるので、高断熱には出来ませんでした。
この点でもパネルの方が優れていて、断熱材が外側に出ない為、外壁をしっかりと躯体に固定出来ますし、
柱の厚みは120ありますので、断熱材を分厚くする事も容易に出来ます。
天井の気密処理
天井の断熱、気密処理もこんな感じで下向き作業なのでとても楽ちんです!
内部はこんな感じになります!
また、今回は小屋組みを無くして、高さを低くする事で、構造材と外壁の面積を減らし、コストダウンしています。
通常ですと、四角い構造体の上に三角の小屋組みを乗せるのですが、構造体に比べると小屋組みは不安定です。
なので、構造体ごと三角にして、節約&強度UPにしたという事です。
その代り、天井が低くなりますが、そこは設計力でカバーです(笑)
見学して頂けると分かりますが、実に開放的で広々しています、&ポカポカ!
なかなか説明しずらいですね(笑)
ご来場頂ければ、喜んでご説明いたします!!
murota